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おじさんの音楽レビュー#40 『MOTHER1+2 オリジナルサウンドトラック』

MOTHER 1+2 オリジナル サウンドトラック

 

■最近何気なくツイッターを見ていたら、#mother_30thというハッシュタグをつけて、多くの人が共通のことで盛り上がっていました。そのことについて、僕自身もすぐに理由を察して喜んだんです。

 

(少しタイムラグがありますね、この記事は7月に書こうとして、放置していたものだったので、すみません)

 

その昔…1989年7月27日に、ファミコン「MOTHER」というゲームが発売されました。その発売日から、今年(2019年)の7月27日でもって、30年の月日が流れたのです。#mother_30thとは、その30周年を祝うハッシュタグだったのです。

 

 


■MOTHERというゲームは、「MOTHER」と「MOTHER2」と「MOTHER3」があり、まとめて”MOTHERシリーズ”なんて呼ばれています。

 

1989年に「MOTHER」ファミコンで発売され、1994年に「MOTHER2」がスーパーファミコンで発売され、そこから長い時間が開いて、2006年に「MOTHER3」がニンテンドーDSで発売になりました。後に「MOTHER1+2」という作品が(1と2が両方とも入っている作品)、ニンテンドーDSで発売になりました。

 

僕は、このMOTHERシリーズが本当に好きなゲームなんです。今までやってきたゲームで印象に残っているものと言えば、FFシリーズとこのMOTHERシリーズを真っ先に挙げますね。

 

 


■僕が、MOTHERシリーズで初めて遊んだのが、小学校3、4年の頃だったと思います。MOTHER2をプレイしました。

 

…しかし、この初めての出会いには、少々後味が悪いものになるのです。

 

実際には、この初めてのMOTHER2のプレイでは、ゲームを全クリすることができなかったのです。その理由はなんと…友達にゲームカセットを盗まれてしまったからなのです!

 

確か、もう全クリ間近まで迫っており、すでにラストダンジョンに到達していたと記憶しています。そういうときに、どういうわけか、自宅からMOTHER2のカセット自体が消えてしまうのです。

 

当時、僕には友人Iが居ました。友人Iは、いわゆるジャイアンみたいなガキ大将で、今となっては、自分がなぜその友人Iと仲良くしていたのか不思議で仕方がないのですが…まぁ、色んな理由があって仲良くしていたんだと思います。

 

それで、どうもそのカセットは友人Iがパクッたらしいんですよ。これは、また別の友人から聞いた話なのですけどね…皆さんはやってましたかね、カセットの裏に名前書くことを…全部には書いてなかったですけど、MOTHER2のカセットには、僕は自分の名前を書いてシールで貼っていたんですけど、別の友人曰く、友人Iが裏面にシールがはげた痕跡があるMOTHER2を持っていた、とのことです!

 

しかも、僕は主人公のネスとヒロインのポーラの名前を、(今思うとなぜか笑)「Aくん」「Bさん」などと名付けており、その名前と同じ名前のセーブデータを目撃した、という証言も得られたのです。ちなみに、ジェフは「てんさい」、プーは忘れました、ペットの犬は「パトラッシュ」でした笑

 

僕は、友人Iに訊ねることができなかったんですよね、「僕のMOTHER2知らない?」ってね。だって、相手はジャイアンですからね。「何を!のび太のくせに生意気だ!」って言われるのがオチですよ。僕は、黙って受け入れたんです、そういうことなら仕方ないかって。

 

ということで、こんな風にして、全クリ未遂で初めての出会いは終わりました。しかし、今思えば、これでもMOTHERの面白さを知るには十分な体験でした。

 

 


■結局その後、確か中学生の頃だったと記憶していますが、これはまた別の友人なんですけど、その友人とスーパーファミコンのカセットの交換をしたんです。(…いや、もうプレステが流行っていたので、一方的にスーファミのカセットをもらったのかな、この辺はうろ覚えです)

 

こっちが差し出したカセットが何だったか、よく覚えてないんですけど、その時に僕はMOTHER2のカセットをもらったんです。

 

中学生の頃は、もう友人Iと親交は無くなっていたので、平穏無事にMOTHER2の冒険を全クリまで導くことができました。

 

極力ゲーム自体のネタバレは避けたいので言いませんが(もしも興味がお有りの方は、ご自身で遊んでいただきたいため)、あのラストバトルは感動ものでしたね。こんなバトルがあるとは…と、当時自分の(というか多くの人の)概念を覆すものでした。

 


それから時が経って、大学生の頃です。あのMOTHERシリーズの最新作、MOTHER3が発売になるという情報が出ました。しかも、自分は持っていないニンテンドーDSでというじゃないですか。

 

これはもう買うしかない…ということで、まずニンテンドーDS買いました。その時に、MOTHER3の発売までには時間が空いていたので、既に発売になっていたMOTHER1+2を先に買いプレイして(何気にこのとき、MOTHERの方のプレイは初めてでした)、MOTHER3に備えました。

 

幸いなことに、実は大学生の時に、同じ学部にMOTHER仲間である友人Mが居たので、共にMOTHER3の発売を待ち、実際に発売になったあとも、お互いのプレイ状況や攻略を交換しあったのです。

 

MOTHER3は、これまたMOTHERやMOTHER2とは雰囲気が違う物語でしたね、これはこれで、僕は好きですよ!

 

 


■じゃあ、ちょっとずつだけでも、MOTHERシリーズの各ナンバーを語ってみたいと思います。

 


まずは、「MOTHER」について。

 

元々はファミコンで発売になったゲームですが、先述の通り、僕はDSでのプレイでした。難易度でいうと、一番難しかったように思います。何ていうか、ファミコン特有の、あの情報の少なさですよね。

 

印象に残っているシーンをしては、どこの町だったかは覚えていないのですが、とある住人に話しかけると、こういうことを言ってくるのです。

 


◆ちいさいころ
 トンネルを あるいて
 とおったことが あるんだ
◆したいを みにいったんだ

 

結構怖い台詞ですけどね。これは、おそらく映画「スタンドバイミー」のパロディでしょうね。「スタンドバイミー」は、僕も大好きな映画のひとつなので、この台詞に出会ったとき、すぐに気がついて、とても嬉しくなりました。

 

ちなみに、この町の近くにあるトンネルを歩いて結構奥まで進むと、レールの傍らに、本当に白骨死体が転がっていて、なんと話しかけることができるのです。こういう細かい仕掛けは面白いですよね。

 


つぎ、「MOTHER2」について。

 

やっぱり、MOTHERシリーズの中でも、MOTHER2は特別なんですが…だからこそ、特定のここの部分が好き!という説明は、一番しづらいです。もう、物語の内容すべて、訪れる街のひとつひとつ、街の住人のセリフのひとつひとつから、すべてが印象深く思っています。

 

その中でも印象的なのは、やっぱり「ムーンサイド」ですね。説明も、しようがありません。これこそまさにカオスな異空間としか言いようがありません。

 

なので、ぜひともご自身で体験してほしいんですけどね、ムムーーンンササイイドドへへよよううここそそ。

 


最後、「MOTHER3」について。

 

プレイした時期が大学生だったってこともよかったと思います。ある程度、感性なんかも育っていたと思いますのでね、ストーリーは十分伝わってきたと思います。

 

MOTHER3で印象に残っているのは、敵キャラですね。あの何とも言えない、動物や昆虫に機械などをくっつけた…キメラっていうんですかね、ただただ不気味でしたよ。リアルに想像すると、結構怖いですよね。

 

それから、やっぱり物語の真相ですよね。一筋の物語という意味では、何ていうか、全てがいきなりひっくり返されるような展開はシリーズでは一番衝撃的でした。

 

 


■それから、何と言っても、MOTHERシリーズには欠かせないのが、音楽ですよ。

 

本当は、MOTHER1+2じゃなくて、MOTHERやMOTHER2の個々のサントラが欲しかったんですよね(今でも欲しいんです)。この30周年を機に、その気持ちがまた再燃してきました。

 


ということで、好きな音楽を紹介…していっても良いのですが、ここは少し趣向を変えてみます。

 

MOTHERシリーズの音楽を、個人的に演奏なさっている動画が、Youtubeニコニコ動画にはたくさんあり、その中から気に入ったものを3つ紹介しておきます。

 

 

 

www.youtube.com

 

まずはこちら。MOTHERの演奏関連の動画では、一番好きな動画です。調べて見ると、Low-tech Sonというバンドだそうです。facebookの紹介ページによると、どうやら2006年に結成された、2人組の鍵盤奏者からなるバンドだそうです。

 

ゲーム音楽やアニメソングの制作に携わり、LIVEの映像などが、youtubeでもその様子は一部動画公開されています。

 

MOTHERの演奏動画は、 Low-tech Son with T.E.O.(Tezuka Yusuke Enharmonic Orchestra)名義のビッグバンドによる演奏になっています。

 

「Bein’ friends」「pollyanna」「Eight Melodies」は必聴です。もう、涙が止まらない状態になります。

 

 

 

www.youtube.com 


お次はこちら。サカモト教授という人の、MOTHERピアノメドレーです。見ての通り、頭にファミコンの機械を載せて、小学生がプールの着替えで使うようなタオルをマントに見立て羽織るというコミカルな恰好で、ゲーム音楽を演奏しています。

 

この人の演奏、実は一度だけ生で見たことがあるんです。広島はアリスガーデンというところがあって、野外の演奏スペースなんですけど、そこで演奏されているのを見たことがあります。その時は、MOTHERの演奏はしなかったんですけど、マリオとかグラデュウスとかのBGMを演奏されていました。

 

さて、動画について。ピアノバージョンとピコピコバージョンの2つのMOTHERメドレーがあります。どちらも好きです。

 

 

 

sp.nicovideo.jp

 

最後はこちら。この動画は、MOTHERの「Eight Melodies」を基にして、オリジナルのメロディーと歌詞をつけて、演奏&歌唱をしてる動画です。

 

苦手な人には苦手かもしれませんし、僕もあんまりこういうのは得意じゃないはずなんですが、この動画に関しては、すごく良いと思うんです。MOTHERに対する愛を、すごく感じるというか。

 

歌詞がうまいですよね。ここら辺が好みです。

 


一つの旅の終り 振り返れば
全て楽しい思い出
辛い日々は 過ぎたのに
きっと 心では次の冒険を 夢見てる

 

MOTHERシリーズ全体に通じるテーマのような気がします。

 

 

 

■なんていうか、MOTHERというゲームは、特に今回紹介した最後の動画なんかはその類だと思うんですけど、本編で出てくるキャラクターの物語だったり、ED後の主人公たちの物語だったりっていうのを、自分なりに想像してしまうんですよね。

 

そうやって、たくさんの人が物語の終わりを惜しみ、演奏をしてみたり、歌詞をつけてオリジナル曲を作ってみたりして、ED後の楽しみ方を、それぞれがしているのだと思います。

 

かくいう僕も、オリジナル曲作りはやったことありますね笑 あと、MOTHER2MOTHER3の間のストーリーを、MOTHER2.5みたいなタイトルで書こうとして、途中で断念したことがありました。ネスと、あの隠れ家の基地のメンバーと、ポーキーを失ったピッキーが主人公でしたが、うまく3につながるように妄想して書いたりしてたですけどね、書き切ることはできませんでした。

 

 

とても懐かしい話題だったので、あんまり音楽とは関係なくなってしまいましたが、書かせていただきました。

おじさんの音楽レビュー#39 『透明になったあなたへ / ナードマグネット』

透明になったあなたへ

透明になったあなたへ / ナードマグネット

 

<収録曲>

 

01.Intro
02.アップサイドダウン
03.FREAKS & GEEKS
04.バッド・レピュテイション
05.透明になろう
06.I'm Not Gonna Teach Your Girlfriend How To Dance With You
07.虹の秘密
08.テキサス・シンデレラ
09.家出少女と屋上
10.Song For Zac & Kate
11.COMET
12.THE GREAT ESCAPE
13.HANNAH / You Are My Sunshine

 

youtu.be

 

 

 

■ナードマグネットにとっては、まだ2枚目のフルアルバムになるんですね。ちなみに、1枚目は『CRAZY,STUPID,LOVE』という作品で、僕もこの作品が一番最初に聴いたナードのアルバムでした。

 

初めて聴いた時から全然変わらずに、パワーポップに物語的な歌詞を、時にメッセージ性の強い歌詞を載せて歌っており、胸が須田っと…いやいや、スカッとするような心地を感じることができます。

 

今回のアルバムでも変わらないですね。もう文句なし、1曲1曲が短いから、須田っと…いやいや、サラッと聴くことができて、それで、よしもう1周!って感じで、気付いたら何周も回して聴いています。

 

今回のアルバムは、後述していますが、物語としての曲同士のつながりが強いなって感じる作品だという印象です。須田さんは、相変わらず、色んな映画だったり海外ドラマだったり、そういう作品をモチーフに曲を作っていることが多いようですが、とすると、曲で歌われている物語は一つ一つ違うはずなのに、不思議とそういう曲たちが一つに繋がっているように感じに聴こえてくるのです。

 

この辺りは、今までのナードにない、新しさを感じました。個人的に、1枚のアルバムで、物語を想像しながら聴くことが好きなので、とても楽しかったんですよね。

 


ということで、少しずつ(にはなっていない曲もありますが)、1曲1曲ごとの感想や考察なんかを、下記リンクのインタビュー記事を踏まえさせていただきながら書いてみました。長くなっていますが、良かったら読み進めてください。

 

とにかく、総評としては、かなり良いアルバム!で終わっちゃうんですけどね。

 

kansai.pia.co.jp

kansai.pia.co.jp

 

 

 

01.Intro

40秒弱の短い楽曲です。カセットテープをデッキに入れて、再生するような音が流れた後に、須田さんの【You Are My Sunshine】という曲のサビの弾き語りを、カセットで聴いているような、わざと古ぼけた感じに加工した音源が流れてきます。

 

【You Are My Sunshine】は、アメリカの古くからあるポピュラーソングで(1939年にはすでに生まれていた)、これまでも色んな人にカバーされてきた曲だそうです。かなり有名な曲なので、聴いたことある人も多いと思われます。僕自身でさえも、聴き覚えがあった曲でした。

 

 

 

02.アップサイドダウン

配信シングルとして、すでに発売されていた曲です。

 

楽曲の元ネタは、海外ドラマ「Stranger Things」であるそうです。あらすじしか見たことないんですけど、かなり面白そうと思いつつ、本編は見たことがないんです。まとめて、DVDセットとか買おうかしら…。

 

ドラマの内容はホラーチックで、スティーブン・キングを思わせるような、少年少女の冒険と、日常に潜む恐怖や非日常をかけ合わせたような物語のようです。個人的には、まさにこの記事をリアルタイムで書いている最中に、ゲームのMOTHERシリーズが30周年を迎えたのですが、それも思い出すような内容だなって、改めて思ったんです。

 

楽曲は、そういう非日常な部分を、恋愛によってもたらされたものに置き換えた内容になっています。

 

元々、タイトルの"アップサイドダウン"という言葉は、物語の中では「裏側の世界」という、いわゆるパラレルワールド的な、自分が住んでいる世界とは別次元に存在する異世界を表しているようですが、楽曲では、そういうものと恋愛の関係を歌っているような印象です。

 

つまり、恋をしたことで、今まで過ごしていた街の風景が全く別の物に見えるようになったり、日常そのものが全く別なものに感じるような感覚、そういうものを、この歌では”アップサイドダウン”と表現しているのではないか、と思いました。

 


The world is turning UPSIDE DOWN
呼吸を止めて手を繋いだ
胸が痛むその意味を
知ってしまったから

 

何となく、小学生とか中学生とか、初恋を思わせるような若い恋愛をイメージしているのですが、どうでしょうか。転校生に恋をしてみたり、今まで意識もしてなかった幼なじみに対して、ちょっと特別な感情を抱いたりって感じですね。

 

youtu.be

 

 

 

03.FREAKS & GEEKS

両A面シングル『FREAKS & GEEKS / THE GREAT ESCAPE』に収録されている曲です。

 

この両A面シングルの2曲は、ナードマグネットの音楽の2つの方向を表していいると思うんです。どちらももちろんパワーポップというジャンルなんだと思うんですけど、あんまりパワーポップっていうものが何なのか分かりませんが、【FREAKS & GEEKS】は、パワーポップのパンクっぽい方向性を、後述します【THE GREAT ESCAPE】は、ギターロックの疾走感を感じさせる方向性を、それぞれ示していると思います。

 

このシングルに収録されている2曲で歌っていることは割と共通しているのですが、それはおそらく音楽を通して、須田さんが・ナードマグネットが真に伝えたいことであると感じます。例えばそれを、この歌の歌詞で紹介すると、

 


フリークス&ギークス 冗談じゃない
みんな同じでつまらない
君の好きな歌は言う 「さあ、みんな一緒に!」

 

フリークス&ギークス 上等じゃない?
ミジメな僕と遊ばない?
君の好きな歌、実はそんな好きじゃないでしょ

 

FREAK/フリークも、GEEK/ギークも、日本語でいうところの、いわゆる”オタク”を意味する言葉です。

 

フリークは、日本語でも割と浸透している感じですが、どちらかというと、何かが好き過ぎて仕方ない、〇〇狂だとか〇〇中毒みたいな感じだそうです。

 

ギークは、割とポジティブな感じに使われるようですが、主にITなどのコンピュータ関係や理系の分野で詳しい人のことを指す言葉のようです。

 

ちなみに、ナード/nardもオタクという意味ですが、その中でも”内向的なオタク”を意味する言葉のようです。あんまり、良い意味では使われないようです。

 

この歌で歌っていることはつまり、皆に同じ思想(や音楽)を押し付けてくる世の中に対して、オタク万歳!と、自分の好きなものをもっと好きで居ればいいじゃん!と歌っているのだと思います。きっと、須田さんにとっての、音楽だったり、映画や海外ドラマがそうだったように。

 

出だしのギターは、GREEN DAYの【Brain Stew】という曲を思い出したんですけど、改めて聴いてみると、そこまで似てなかったですね。

 

あと、MVに関しては、これは漫画「20世紀少年」の遠藤ケンヂを思い浮かべました。単調な毎日を変えようと、放送室のスピーカーからロックを爆音で流すという、まさに同じシーンが漫画にもあるのです。ちなみにその時の歌は、T-REXという海外のバンドの【20th Century Boy】でした。

 

youtu.be

 

youtu.be

 

 

 

04.バッド・レピュテイション

「bad reputation / バッドレピュテイション」で、悪い評判という意味です。アルバムの発売に先立って、MVとともに発表された曲でした。

 

MVのイメージは、試聴会の記事でも触れられていますが、個人的にも真っ先にGREEN DAYの【Basket Case】を思い浮かべました。まぁ、病院で撮影されているからっていう、単純な理由でしかありませんが…。

 

【FREAKS & GEEKS】と同様、これぞパワーポップというパワフルな曲で、メッセージ性が強いというところも両曲似ています。

 

youtu.be

 

 

 

05.透明になろう

一応、表題曲になるんですかね。この曲にも、MVがあります。須田さんのダンス、通称:須ダンスを見ることができます笑。

 

曲調としては、今までパンクロック色の強いパワフルな曲が続いてきましたが、ここで曲調が落ち着き、雰囲気がちょっと変わります。

 

そもそも、不思議なアルバムタイトルですね、「透明になったあなたへ」って。英語表記になるとこれが「DEAR MY INVISIBLE FRIEND」となるのですが(訳すと、”親愛なる透明な友達へ”となる?)、最後に”FRIEND”という言葉があるので、透明になる(透明になった)のは、自分の友達であるということを指しているんですかね?

 

そもそも、ここでいう”透明になる”とは、何を指すんだろうって思うんです。まさか、実験か何かで透明人間になってしまうわけではないですよね。

 

というところで、この歌の歌詞を紹介してみると、こんな感じです。

 


透明になろう
誰も僕らに気づかない
透明になろう
誰も僕らを見ちゃいないさ

 


不思議な形をした
小さな傷があった
僕らちょっと似てる?
そんな気がしただけ

 

何ていうか、似たような傷を抱えたもの同士が出会い、今居る窮屈な場所や状況から、誰にも見つからないように抜け出す、ということを”透明になる”と表現している印象です。それは、ただその場しのぎで逃げ出すだけのかもしれないし、電車に乗って逃避行をしてしまうのかもしれないし(恋愛が絡むと”駆け落ち”になるかな)、最悪のケースだと心中自殺になってしまうのかもしれませんね。

 

とにかく、この歌を表題曲にしている以上、アルバム全体にひとつ共通したテーマにしたかったのかもしれません。自分らしくいるってことは、色々方法があって、例えば【FREAKS & GEEKS】や【バッドレピュテーション】のように、感情をぶつけて立ち向かうこともできますが、この【透明になろう】のように、抜け出したりごまかしたりすることもあるという感じですかね。

 

この曲でアルバムの雰囲気がガラッと変わり、ここから一気に物語性が強くなってきます。

 

youtu.be

 

 

 

06.I'm Not Gonna Teach Your Girlfriend How To Dance With You

BLACK KIDSという海外のバンドのカバー曲であるようです。試聴会の記事によると、次の【虹の秘密】という曲に繋がるような形で、この曲を選んだということが、インタビュー記事でも語られています。

 

イントロは、インタビューでも語られている通り、NIRVANAの【smells like teen spirit】という曲のオマージュ・リスペクトですね。洋楽には疎い僕でも、初めて聴いた時に、すでに分かりました。

 

原曲とNIRVANAのMVを載せておきます。

 

youtu.be

youtu.be

 

 

 

07.虹の秘密

これは、僕の個人的な感想も大いに含めるのですが、(こういう言い方は失礼なのかもしれないけれど)曲の元ネタにしている、映画だったり海外ドラマだったり、そういうものは1曲毎に違っているはずだし、歌っている内容も繋がっていないのだけれど、でも並べてみると、一つの物語を作っているようだなって思ったんです。

 

その物語が、この曲から一気に始まっていくって感じがします。

 

試聴会の記事によると、【虹の秘密】は、どうも同性愛をテーマにした曲であるようです。どうやら、LGBTに対する尊厳や、ジェンダーフリーの象徴として、”レインボーフラッグ/虹の旗”という、6色の虹の旗があるそうなのです。

 


夕立で滲んだレインボー
いつか恋をしたのは
近くて遠いレインボー
触れようと手を伸ばすけど

 

タイトル通り、”虹の秘密”を知った後では、この歌の歌詞を読んだ印象が180度変わりますよね。つまり、この歌の主人公が恋をした相手は、同性の相手だと、そういう風に読むことができそうです。

 

 

 

08.テキサス・シンデレラ

おそらく、かなり昔に発表されたのであろう、ナードマグネットと、root13.とThe Calendar of Happyというバンドのスプリットアルバム『penかapple』という作品に入っていた、かなり古い楽曲の再録だそうです。

 

 

 

09.家出少女と屋上

この歌については、おそらく恋に破れた”家出少女”が自暴自棄になって、階段を上がり”屋上”にやってきて、飛び降り自殺をしようと企んだが、結局怖くてできなかった、という複雑な感情を歌った内容になっています。

 

個人的には、M7【虹の秘密】、M9【家出少女と屋上】、M11【COMET】、M13【HANNAH / You Are My Sunshine】あたりは、一つながりの物語を意識すると面白いなって思いつつ聴いています。

 

先述したように、1曲1曲でモチーフにしている映画や海外ドラマがあって、それらが違っている以上、一つながりの物語では決してありえないんですけど、何故かそれらが繋がって読めるのは、とても面白いなって思ったんです。

 

 

 

10.Song For Zac & Kate

まさに、僕自身もナードマグネット経由で知った、オーストラリアのバンドであるTHE WELLINGTONS(ザ・ウェリントンズ)の【Song For Kim】という曲を、ナードマグネットがカバーした曲です。

 

元々【Song For Kim】という曲は、THE WELLINGTONSが、The Muffsというバンドのメンバーの1人である、キム・シャタックという人について書いた歌であるようです。

 

そして、【Song For Zac & Kate】は、その【Song For Kim】を、メロディーはそのままで、歌詞を日本語歌詞にアレンジして歌われています。ただし、単純に原曲を和訳しているわけではなく、曲のタイトルも、"Zac & Kate"(ザック&ケイト)に変えてあり、THE WELLINGTONSのメンバーである、ザック(ギターボーカル)とケイト(ベース)に向けて、という形にアレンジされています。

 

ナードマグネットとTHE WELLINGTONSは、以前もお互いの楽曲をカバーし合ったり、対バンをしたりして、交流を深めてきました。両バンドとも、パワーポップのバンドであるというところから、お互いに親近感を感じたのかもしれません。

 


だから今夜もまた違うステージの上から
退屈な日々の話とか終わった恋とかをさ
放り投げに行くんだ
見知らぬ街へ車を飛ばして
君がくれた歌を連れて

 

この辺りなんかまさに、自分たちと同じくバンドとして活動をする”友達”へ向けて歌っていると読めますよね。

 

youtu.be

 

 

 

11.COMET

”COMET”とは、彗星や隕石という意味です。

 

この歌に関しては、M13【HANNAH / You Are My Sunshine】の物語との関連を、特に強く感じながら聴いています。

 


最後に君は何て言ったっけ?
ぼやけた視界の向こうで手を振った
曖昧な返答を繰り返して
季節がまた いくつか過ぎ去った

 


君が太陽を奪った
僕の太陽を奪った
君が太陽を奪って
こんな世界を見せてくれた

 


砕け散るふたつの小さな星が
いつかの花火のように
それはあまりにも美しかったんだ

 

この辺りは、きれいな表現も多いですが、別れのシーンを描いている部分だと読むことができそうです。その別れと言うのが、後述していますが、例えばM13のハンナとの別れだったりって考えたりしています。

 

”君が太陽を奪った…”の下りは、【You Are My Sunshine】にもかかっているかなって思ったんです。つまりは、居なくなってしまったけど、君はいつまでも僕の太陽なんだよって、ここら辺は繋げて読むことができそうです。

 

 

 

12.THE GREAT ESCAPE

両A面シングル『FREAKS & GEEKS / THE GREAT ESCAPE』に収録されている曲です。

 

先述したように、おそらく音楽を通して、須田さんが・ナードマグネットが真に伝えたいことが詰まっている曲だと感じます。

 

またこっちの歌の歌詞で表現すると、例えばこういう感じです。

 


君のままで 本当のままで
歌えないなら全部ゴミくずだ
Lets have a toast for losers
and make some noise together
待ち望んでたのはこんな世界じゃない

 

【FREAKS & GEEKS】で歌われている内容と、共通している部分はあると思いす。

 

そういう感情を、”ESCAPE”という言葉に託しているわけですね。つまり、立ち向かうわけではなくて、逃げるんだと。自分が気に入らない場所や気に入らないものは、さっさと捨ててしまおう、逃げてしまおうと、そういうことですよね。こちらの方が、少し過激な印象を受けます。

 

youtu.be

 

 

 

13. HANNAH / You Are My Sunshine

まず、楽曲の元ネタは、海外ドラマ「13の理由」であるそうです。

 

ドラマの内容は…

 

自ら命を断った少女が、自分が命を断つに至った理由が13個(13人の人物?)にあるとして、その「13の理由」を、生前にカセットテープに吹き込んで残していました。そのカセットテープを元に、少女の自殺の真相を明かしていく、という物語だそうです。

 

そして、その自殺をした少女の名前が、Hannah/ハンナということで、曲名にもズバリ使われているんですね。

 

それらを踏まえて歌詞を読んでいくと、

 


期待外れの物語を終わらせた君のこと
長い長い道のりの中で何度思い出すんだろう

 


Farewell my friend
My friend,oh my friend
答え合わせしないで 今だけ
同じような景色だけが続いていくんだよ
忘れたくないな

 

この辺りは、ドラマの物語を想起させるような歌詞ですよね。

 


それから、この曲にはもう一つ展開があって、1曲目で話した通り、曲の最後に【You Are My Sunshine】が、再び演奏されています。

 

1曲目では弾き語りでのカバーでしたが、最後はしっかりと、ナード流のパワーポップでカバーされています。

 

個人的に思い出したのは、GOING UNDER GROUNDの【かよわきエナジー】という曲でした。【かよわきエナジー】は、最初はゴーイングのオリジナル曲として進んでいくのですが、そのオリジナル曲からシームレスで、最後に【Country Road】のカバーに変わるんです。

 

【HANNAH / You Are My Sunshine】も同じく、先述の通り、オリジナル曲からシームレスでカバー曲に移行するので、曲の感じは全然違うけど、雰囲気として両曲が被って聴こえました。

おじさんの音楽レビュー#38 『aurora arc / BUMP OF CHICKEN』

 aurora arc (初回限定盤A)(CD+DVD)

aurora arc / BUMP OF CHICKEN

 

<収録曲>

01.aurora arc
02.月虹
03.Aurora
04.記念撮影
05.ジャングルジム
06.リボン
07.シリウス
08.アリア
09.話がしたいよ
10.アンサー
11.望遠のマーチ
12.Spica
13.新世界
14.流れ星の正体

 

 

■2019年7月10日に発売された、通算9枚目のBUMP OF CHICKENのアルバムです。前アルバム『Butterflies』からだと、約3年5ヶ月ぶりのアルバムです。

 

初回限定盤には、COUNTDOWN JAPAN 18/19のライヴ映像と、ミュージックビデオが11曲も収録されたDVDまたはBlu-rayが付いてきます。もうこの映像作品だけでも、ひとつのパッケージとして売っても良いくらい豪華すぎですよね。

 


■まずは、個人的な総評です。

 

これは、誰しもが思っていることだと思うんですが、既に発表されている曲が多すぎて、半ばシングルコレクションというか、ベストアルバムというか、そういう感じになっちゃっていますよね。

 

アルバムで初めて聴ける新曲としては、【aurora arc】と【ジャングルジム】だけでしたね。それ以外はすでに、1番だったり、その曲の大部分だったりがもう聴けるような状態だったので、なんか新曲が入っているという感覚では聴けませんでした。

 

やっぱり、アルバムを買う醍醐味っていうのは、シングルコレクションやベストアルバムなどを除いて、アルバムで初めて聴ける曲があるからってのがあると思います。アルバムの新曲ってのは、いつだってわくわくしますよね。

 

そういう意味でいうと、『aurora arc』は、そういう新曲はあんまり入っておらず、今までもうすでに発表済みの曲の復習みたいな感じのアルバムであり、少し残念な気がしました。

 


それでも、前作『Butterflies』は、そのアルバム曲自体に、自分的に気に入った曲を見つけることができずに終わってしまい(辛うじて、1曲目の【GO】だけは大好きです)、そんなに好きなアルバムではないので、そういう意味で比べてみると、この『aurora arc』は本当に良いアルバムだなって感じているんです。

 

矛盾するようですが、すでに知っている曲が多くあったので、どういう雰囲気の曲が次に次にくるのかが分かっているので、”期待を裏切られた”という感覚は起こりにくかったと思うのです。

 

知らない曲だったら、どんな曲なんだろうって期待値が上がってしまい、それがあんまり好きになれなかった時のがっかり感は大きいですからね。それがなかったのは、結果としては良かったのかな、という印象です。

 


それから、知っている曲が多いからこその楽しみ方としては、バンプでは特に思うんですけど、シングル曲などもアルバムに入って、アルバムの流れの中で聴くと全然違って聴こえるってことがありますよね。

 

このアルバムまでのバンプは、単体でポツポツと新曲を発表してきましたが、それがアルバムとして一同に会すると、やっぱり壮観ですよね。それで、その流れの中で聴く曲が、すでに聴いたことがある曲だとしても、良い意味で違う雰囲気で聴こえてきました。

 

特に、そのことを強く感じた曲は、【月虹】と【新世界】でした。

 

【月虹】に関しては、そんなに聴いたことがなかったので、”新曲っぽさ”という感覚が自分の中では強かったので、ちょっと雰囲気が違って聴こえた、とは意味が違うかもしれませんが、本当にいい曲だと感じたんです。確か、これまではアニメの主題歌として、そのアニメ映像をバックに歌が流れていたのですが、それを抜きにして曲を単体で、しかもフルで聴くと、全然印象が違って聴こえたんです。

 

【新世界】に関しても、【月虹】と同様に、アニメーションをバックに歌が流れている映像が公開になりましたが、これもアニメ映像を抜きで、アルバムでフルバージョンを聴いたら、すごい良い曲に聴こえました。曲順もナイスでしたね、最後の【流れ星の正体】という曲が、すごく壮大な曲なので、その曲の前にこの【新世界】が入っていることが、良い前フリ(という言い方失礼だけれど…)になっているなって思ったんです。【新世界】→【流れ星の正体】の流れは本当に素敵でした

 

 

■ということで、1曲1曲語ってみよう…と思ったのですが、もうすでに語っている曲もありますので、それに関しては、すでに書いた記事に任せました。

 

また、語っている内容の長さに、長い短いがあるのですが(極端に短いもの、一言だけの感想もありますが…)、まぁ、個人的な思い入れの深さだと思ってください。

 

日々の合間をぬって、少しずつ書いていきましたら、結構長くなってしまいました。

 

 

01.aurora arc

アルバムの表題曲であり、1曲目を飾るインストゥルメンタルの曲です。

 

すでにバンプは、シングル曲として【Aurora】という曲を発表していて、このアルバムにも入っていますが、さらにそれに被せるように、【aurora arc】という曲を収録して、しかもアルバムのタイトルにもしてしまっています。

 

なので、よっぽど"aurora"という言葉に込めた想いを強調したかったんだと察することはできますが、それが具体的に何なのかは、果たして…。

 

ちなみに、"arc"という言葉の意味は「弧(こ)」という意味なのですが、アルバムタイトルが"aurora arc"であるのに対して、ツアータイトルは"aurora ark"となっています。"ark"という言葉の意味は「箱舟」という意味なのですが、この紛らわしい"arc"と"ark"を、藤原さんが混同して勘違いしてしまったことも、これらアルバムタイトルやツアータイトルが名付けられた背景にあるようです。

 

曲についての感想ですが、曲名が曲名なだけに…という理由もありますが、幻想的な雰囲気の曲です。とても寒い感じがして、どこまでも続く夜空を見上げているような、そんな光景がありありと浮かんでくるみたいです。

 

 

 

02.月虹

TVアニメ「からくりサーカス」の主題歌に選ばれた曲です。

 

何ていうか、今のバンプが奏でる、最新版の【カルマ】って感じの曲です。疾走感とまくしたてるように歌っているところが、【カルマ】的だなって思ったんです。歌詞も、何となく似ている部分を感じたんです。

 

しかし、特にイントロや間奏で聴こえてくるギターのリフが、個人的にはアラビアぽいっというかインドっぽいというか、不思議な感覚を覚えたのですが、それがバンプロックと妙にマッチしていて面白いなって感じました。

 

 

 

03.Aurora

テレビドラマ「グッドワイフ」の主題歌に選ばれた曲です。

 

先述の通り、このアルバムの一つの核と成るであろう曲です。すでにシングル曲として発表した曲に、アルバムでもう一度焦点を当てることって、珍しいんじゃないかなって思います。

 

この曲に関しては、以前記事を書いたので、そちらに任せたいと思います。

 

Aurora / BUMP OF CHICKEN の記事

http://itukamitaniji.hatenablog.jp/entry/2019/03/23/154544

 

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04.記念撮影

「日清カップヌードル」のテレビCMの曲に選ばれた曲です。

 

高校生化した、「魔女の宅急便」や「アルプスの少女」など、色んな意味で話題になったCMでした。最近は、「ONE PIECE」まで高校生化させてしまっており…これはこれで好きです。

 

この曲に関しても、以前記事を書いたので、そちらに任せたいと思います。

 

記念撮影 / BUMP OF CHICKEN の記事

http://itukamitaniji.hatenablog.jp/entry/2017/07/10/015230

 

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05.ジャングルジム

アルバムに収録されている曲のほとんどが、発売前にすでに発表されてしまっていた中、この曲はアルバムで初めて聴けた貴重な曲でした。ただし、内容は藤原さんの弾き語りだったので、少し物足りなさを感じてしまいましたが…すみません。

 

個人的に思ったのは、この曲と【透明飛行船】(アルバム『COSMONAUT』収録)との繋がりでした。

 

【透明飛行船】という歌の内容は、得意なはずの鉄棒でミスをしてしまった主人公が、周りの先生や友達に優しくされた挙げ句、本当はとても悔しい想いをしているのであろうが、笑って強がって"平気なふり"をする、という物語を描いた歌です。

 

結局その後、主人公は独りになって、"宮田公園"なる場所でこっそり泣くのです。

 


鉄棒が得意だったけど よく慣れた技を舐めてかかり
後ろ向きに頭から落ちた 飛行船が見えた昼休み

 


君は
精一杯 精一杯 笑ったでしょう
皆の前 あの子の前 取り繕って

 


君は
ひとりこっそり 泣いたでしょう
帰り道 夕焼け 宮田公園で

 


そして、【ジャングルジム】にも、その主人公の描写と(個人的に)想像できる歌詞が出てきていました。

 


皆の前じゃいつも通り おどけてみせた昼の後
一人残って 掌の鉄の匂いを嗅いでいた

 

具体的にはここの部分だけなのですが、全体を読んでみても、何となく【透明飛行船】に繋がりそうな歌だなって思ったんです。

 

この【ジャングルジム】がある場所は"宮田公園"であり、鉄棒をミスして泣きに来た主人公と同一人物とかだったら面白いな、と想像して聴いています。

 

 

 

06.リボン

2016年2月11日、BUMP OF CHICKENは結成20周年を迎え、同日、出身地の千葉県にて結成日記念LIVEを行いました。

 

この辺りから、バンプの20周年イヤーが始まり、昔とは考えられないほど、とても精力的にスピーディーに活動をしました。

 

個人的には(今でも)、いわゆるEDMだったり、ジャンルとしてはロックはロックなんだろうけど、昔のバンプロックとはかけ離れた"キラキラサウンド"の曲は苦手であり、アルバム『Butterflies』も好ましく聴けなかったんです。

 

そんな、モヤモヤが続く中、20周年イヤーが終わる日、つまり、2017年間2月10日に発表されたのが、【リボン】という曲でした。

 

この曲を聴いた時、何だかとても安心したことを覚えています。何か、ようやく落ち着いて、久しぶりにバンプの歌を聴くことができている、という風に思ったんです。そして、何だかんだ、自分はバンプが好きで、これからもずっと聴いていくんだろうって再確認した瞬間でもありました。

 

BUMP OF CHICKENは変わった…これは、たくさんの人が思っていることだと思います。個人的にはいつからだろう、最初に自分が「あれ?」って思ったのは【虹を待つ人】あたりだったかもしれません。

 

それでもちゃんと、この【リボン】とか、後述する【話がしたいよ】とか、未だに個人的に大好きになる曲もたくさんあって、そういう曲を未だに待っている自分がいます。だから、バンプのファンは、いつまでも止められないんです。

 

リボン / BUMP OF CHICKEN の記事

http://itukamitaniji.hatenablog.jp/entry/2017/05/01/230324

 

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07.シリウス

TVアニメ「重神機パンドーラ」のオープニング主題歌に選ばれた曲です。2曲目の【月虹】と同じように、アニメのオープニング主題歌であり、同じように疾走感を感じるロックナンバーです。

 

後述する【Spica】とともに、アニメ「重神機パンドーラ」を挟むように、OP/EDテーマに選ばれました。この曲も好きなんですが、個人的には【月虹】の方が好きですね。

 

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08.アリア

テレビドラマ「仰げば尊し」の主題歌に選ばれた曲です。この曲に関しても、以前記事を書いたので、そちらに任せたいと思います。

 

アリア / BUMP OF CHICKEN の記事

http://itukamitaniji.hatenablog.jp/entry/2016/09/10/180824

 

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09.話がしたいよ

映画「億男」の主題歌です。このアルバムの中だったら、ひいては、最近のバンプの曲の中だったら、ダントツで一番好きな曲です。

 

”バス”や”ガム”といった言葉を、君と過ごした時間や、そこから離れなければならない寂しさや葛藤を表現していて、こういう歌詞が書けるのは、紛れもなく藤原さんだなって、勝手ながら感動したわけです。

 

それから、ファンには見逃せない”ボイジャー”という言葉も出てきますね。過去に出したアルバム『orbital period』に、そのものずばり【voyager】(読み方はそのまま”ボイジャー”)という曲があり、この言葉を歌詞に出すことでバンプとしての活動がずっと続いてきたことも感慨深く感じることができます。

 

この曲に関しても、以前記事を書いたので、そちらに任せたいと思います。特に思い入れの強い曲です。おじさんも、昔のことを思い出して、目頭を熱くさせちゃいました。

 

話がしたいよ / BUMP OF CHICKEN の記事

http://itukamitaniji.hatenablog.jp/entry/2018/10/15/221359

 

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10.アンサー

TVアニメ「3月のライオン」の主題歌に選ばれた曲です。BUMP OF CHICKEN×三月のライオンのコラボは、前に【ファイター】という曲に次ぐ2回目ということになります。

 

最初に、漫画と音楽のコラボレーションとして、【ファイター】という曲が、漫画「3月のライオン」の10巻に付属されました。その後、配信限定シングルとしてリリースされました。

 

さらにその後、「3月のライオン」がNHKでテレビアニメとして放送されるようになってから、そのエンディングテーマに、【ファイター】が選ばれました。その時に、それと同時にアニメのオープニングに選ばれたのが、【アンサー】でした。同時期に、OPとEDでバンプの曲が聴ける時期があったんですね。

 

個人的には、【ファイター】の方が、「三月のライオン」に寄り添った、というか、歌詞を読むと「三月のライオン」的な部分が多いと感じた部分が多くあったという印象です。【アンサー】単体で聴いたとして、「三月のライオン」をそんなに感じる内容にはなっていないなって感じたのが、率直な感想です。

 

そこは、少し残念だったなと思うのですが、歌自体はとてもいい曲だと思っています。

 

ちなみに、僕はここでも何度も書いているとおりなんですけど、「三月のライオン」という漫画はとても好きなんです。コミックスを全巻持っているほどで、今でも買い集めています。ただし、映画だけは許せません。前半はともかく、後半のあの展開は許せません。

 

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11.望遠のマーチ

妖怪ウォッチワールド」のテレビCMソングに選ばれた曲です。あんまり好みではないです。すみません…。

 

 

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12.Spica

TVアニメ「重神機パンドーラ」のエンディング主題歌に選ばれた曲です。

 

シリウス】とともに、アニメ「重神機パンドーラ」を挟むように、OP/EDテーマに選ばれました。【シリウス】とは打って変わって、バラードナンバーになっています。あんまり好みではないですかね、こういう感じは。

 

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13.新世界

ロッテ創業70周年記念スペシャルアニメーションのテーマソングに選ばれました。

 

最初に聴いた時は、アニメーションの感じとも相まって、これもあんまり好みじゃないな、って思ったんです。何か、隠し曲みたいなノリの曲だなって、感じたことを覚えています。

 

ただ、(これはこの曲に関してだけではないけれど)曲順によって全く新しく感じる曲ってありますよね。特に、この曲はそう感じました。【Spica】(バラード)と、【流れ星の正体】(壮大なアルバムラストの曲)に挟まれて、本当に良い位置に入っているなって思ったんです。

 

それで、余計なアニメ―ション(すみません)抜きで改めて聴いてみると、割といい曲だなって思えたんです。まぁ、”ベビーアイラブユーだぜ”のノリは、苦手なんですけど、ノリノリで気持ちがよく、楽しくなるような曲だなって感じました。

 

歌の内容は、アニメーションの通り、ふとしたきっかけで恋に落ちた主人公の気持ちを歌っているような内容になっているんですけど、その描写の仕方がとても面白いなって思うんです。

 


例えば 曲がり角 その先に君がいたら
そう思うだけでもう プレゼント開ける前の気分

 

ハズレくじばかりでも 君といる僕が一等賞
僕はこれが良いんだ 何と比べても負けないんだ

 


ケンカのゴールは仲直り 二人三脚で向かうよ
いつの日か 抜け殻になったら 待ち合わせしようよ

 

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14.流れ星の正体

この曲の存在が初めて世に出たのが、ちゃんと調べ直してみますとと、2017年1月28日~1月30日の3日間のことのようですね。その期間にのみ、バンプのオフィシャルサイトで、藤原さんの弾き語りとして配信されました。

 

僕も、一度だけ見た記憶があるのですが、動画と言えども、映像も何もない音声だけが流れるものでした。何の前触れもなく、こんな風に急に新曲を公開するのは、珍しいことですよね。しかも最初のこの弾き語りは、ごく短いバージョン(1番だけ?)だったと記憶しています。

 

この時点では、リリースなどの予定も一切明かされずに、先述のように3日間公開した後、この曲は消えていきました。

 


次に、再びこの曲が世に出たのは、2019年4月12日のことでした。相変わらず弾き語りでしたが、最初の短いバージョンよりは長く、2番と思われるところまで公開されました。

 

YoutubeInstagramにて、映像のバージョンの違う動画が2つ流れましたが、それぞれ、Youtubeの方は、リリックビデオ的な感じで真っ暗な画面に歌詞が載せてあり(最初のオフィシャルで流れた映像と同じか?)、Instagramの方は、実際に藤原さんが弾き語っている様子が動画でアップされました。

 

しかし、ここでもまだ、リリースなどの予定も一切明かされませんでした。

 


何なんだこの歌は!? 何のつもりで作った歌なんだ!?

 

と思っていたら、程なくアルバム『aurora arc』の情報が解禁になり、そこにこの【流れ星の正体】が入る、ということが分かりました。しかも、一番最後の曲になっていましたね。

 

【流れ星の正体】が、どの時点でどれくらい出来上がっていたのかは定かではありませんが(もともと最初から完成版があったのか、それとも動画を少しずつ公開していくと同時に、時間をかけて少しずつ作っていったのか)、アルバム『aurora arc』の発売にともなって、ようやく【流れ星の正体】の完成版を聴けるようになるわけです。最初のオフィシャルサイトでの公開から、実におよそ2年半経つわけです。

 


さて、曲の感想・考察なんですが。

 

まず率直に言うと、最初これは何を歌っている曲なんだろうって、思ったわけなんです。そこで、色々とネットで調べて見たところ、この歌の弾き語りをオフィシャルサイトで最初に発表した頃、藤原さん自身がおよそ17年も書き続けてきた、音楽雑誌「B-PASS」におけるコラム、その名も「Fujiki」が最終回を迎えたそうなのです。(定かではないですが、藤原日記を略して、Fujikiであるらしい)

 

それで、いわゆる読者メッセージ的な感じで、Fujikiの最終回に書いた言葉が、どうやら【流れ星の正体】の歌詞になっているようです。なので、【流れ星の正体】は、”永らく自分が書いていたコラム「Fujiki」の読者に向けたメッセージソング”と言えるかもしれません。


【流れ星の正体】の歌詞を少し引用して紹介してみますと

 


誰かの胸の夜の空に 伝えたい気持ちが生まれたら
生まれた証の尾を引いて 伝えたい誰かの空へ向かう

 


時間と距離を飛び越えて 君のその手からここまで来た
紙に書かれた文字の言葉は 音を立てないで響く声
そうやって呼んでくれただろう 見上げればちゃんと聴こえたよ
僕の上にも届いたように 君の空まで届いてほしい

 


せめて君に見えるくらいには輝いてほしい
流れ星の正体を僕らは知ってる

 

こういう感じですね。上述のように、この歌を”読者に向けたメッセージソング”と捉えれば、結構腑に落ちるような表現が多くあることに気がつきます。

 

Fujikiでは、読者から届いた質問やメッセージに藤原さん自身が答えることも多くあったようです。それは、BUMP OF CHICKENの活動や歌に対するメッセージはもちろんのこと、おそらく読者の悩み相談やプライベートなことまで、多岐に渡っていたと思いますが、優しい藤原さんのことなので、その全てに目を通して、きっと感謝の気持ちを持っていたんだろうと察しがつきます。

 


そういう経緯があって、【流れ星の正体】という歌が出来上がるわけですが、個人的に”流れ星の正体”として、2つの意味を含んでいると思っています。

 

まず、一つ目の”正体”は、読者から藤原さんへの言葉という意味。これは歌詞の部分だと、

 


時間と距離を飛び越えて 君のその手からここまで来た
紙に書かれた文字の言葉は 音を立てないで響く声
そうやって呼んでくれただろう 見上げればちゃんと聴こえたよ

 

この辺りが該当するのではないでしょうか。ちゃんと皆の声は、メッセージは届いているからねと、優しく答えているのが伝わってきます。

 


そして、もう一つの正体は、藤原さんから読者への言葉という意味です。これに関しては、色んな形があると思うのですが、例えば、藤原さんが作る歌や、Fujikiで藤原さんが書いている言葉もそれに当たると思います。

 

歌詞の中では、先程の歌詞に対するアンサー的な感じで、

 


僕の上にも届いたように 君の空まで届いてほしい
せめて君に見えるくらいには輝いてほしい
流れ星の正体を僕らは知ってる

 

こういう風に歌われています。藤原さんが、ファンから受け取ったメッセージに対して、言葉を返している(返そうとしている)部分ですね。

 


この歌詞の中では、出だしで”誰かの胸の夜の空に”と歌われているように、人の心を”夜空”に例えている節があります。だから、そこに届く(届けようとしている)言葉=夜空に輝いて飛んでいく流れ星と、そういうことですよね。それは、ファン→藤原さんも、藤原さん→ファンも同じことなんですよね。


アルバムに収録された【流れ星の正体】の完成版については、今までは聴くことができなかった、大サビが最後に加わっています。今までは、弾き語りの曲だと思っていたところから、個人的には【Smile】を思わせるような、一気に盛り上がりを見せて、壮大に最後へと向かっていきます。

 


太陽が忘れた路地裏に 心を殺した教室の窓に
逃げ込んだ毛布の内側に 全ての力で輝け 流れ星

 

最後の方に出てくる歌詞です。藤原さんはこの歌を、世の中に居る、(今は)苦しい状況にあっている人々にも届くように、歌っているのだと思います。藤原さんは、いつだってそうだったんですよね。

 

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平成(昭和)に活躍し、令和にも残っていくべきロックバンド3選(個人的に最重要なロックバンド3組)

■時代が変わります。

 

今日は、"平成"最後の日。そして明日は、"令和"最初の日。

 

仕事で作る書類に、"令和元年"と記すことも多くなり、令和の訪れを少しずつ感じている今日この頃。

 

しかしながら、別にそんなに何か特別なことを感じているわけではないんですけどね。ただ、少し思うことがあるとするならば、平成になって、自分が色んな音楽を聴いてきたな、ということでした。

 

そうと決まれば、ここは一応音楽系のブログなので、この節目に何か自分も書きたいなと思い立ったんです。

 

で、何を書こうかなと思った時に、平成に自分が聴いてきた音楽をずらーっと書いていくことも考えましたが、それじゃキリがないなと思い、結果、3バンドに絞らせていただきました。

 

この記事に書かれている3バンドは、自分にとって、最も重要な3バンドです。平成において…とは言わず、多分一生変わることはないんじゃないかと思います。

 

そんな最重要の3バンドのことを書きつつ、少しだけ自分の音楽史を振り返ってみたいと思います。

 

 

 

スピッツ

僕が通っていた小学校では、”帰りの会”にて、”帰りの歌”と称して、歌を歌って帰るという風習がありました。

 

僕が高学年…おそらく小学5年生の時でした。ちょうど小学生高学年っていうと、流行りの音楽に興味を示し始めるお年頃で、帰りの歌にも、やはり流行りの歌が並んだんです。ジャニーズ系、小室ファミリービーイング系アーティスト(B'z、WANDSZARDMANISHなど)、その他、当時オリコンにランクインしていたアーティストの歌が軒を連ねました。

 

そういう意味では、少し浮いていたかもしれないですね…ある時、帰りの歌に”とある歌”が選ばれました。

 

一度聴くとすぐに耳になじむ、楽しくてキャッチーなメロディー。
少し難解な部分もあったけど、素敵な歌詞。
そして、優しくも力強いボーカルの声。

 

その歌こそが、スピッツの【チェリー】という歌だったのです。

 


それまでは、兄が聴いている音楽を一緒に聴いていたり、オリコンにチャートインしているアーティストのCDを適当に選んで、レンタルして聴いていたりしていたのですが、スピッツは初めて、自分の意志で良いなと思い、好きになったアーティストでした。

 

そこから、スピッツの作品を追い続ける日々が始まったのです。ある作品はレンタルして聴いて、またある作品は購入して聴いて…そうして、たくさんの曲を聴いて、スピッツへの愛を少しずつ育んでいったのです。

 

多分、中学生の頃だと思うんですけど、兄からカセットウォークマンを譲り受けました。そこで、スピッツのアルバム『インディゴ地平線』『フェイクファー』『花鳥風月』の三枚(個人的通称:カセット三部作)をカセットに吹き込んで、もう何度も何度も、そのカセットウォークマンで聴いたものです。

 

特に、アルバム『フェイクファー』は、子ども心にその魅力(魔力?)に憑りつかれて、何度も聴いたカセットでした。表題曲であり、一番最後に入っている【フェイクファー】という曲だけ、何度も聴いたりして、その余韻を楽しむことが好きでした。今思うと、ちょっと変わった子どもだったかもしれません笑。

 


2017年…元号でいうなら平成29年、スピッツは結成30周年を迎えました。

 

僕個人的には、その活動期間のおよそ3分の2…およそ23年くらいを、スピッツと共にこれまで歩んできたことになります。思い起こせば、一番最初に自分が好きになったアーティストを、今でも一番好きで居続けていることは、本当に自分にとって財産なんだと思うのです。

 

長く活動しているアーティストと言えば、スピッツ以外にもたくさんいるんですが、その中でも、ちょっとひねくれたロックバンドであるスピッツを選んだことも、今思い返せば、僕の性格を考えてみても、何とも僕らしい選択だったんだなって思うんです。

 

そして、スピッツの歴史は、まだまだ続いていきます。それが、ただただ嬉しいんです。

 

僕は、一生スピッツします!

 

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THE BLUE HEARTS

僕が多分、高校生になりたての頃の話。すでに実家を出ていた兄が帰省した時だったと記憶しています。兄がCDウォークマンを持って帰っていました。

 

それを何気なく再生して、イヤフォンで聴いてみたところ、ずばりTHE BLUE HEARTSの歌が流れてきたのです。ちなみに、【キスしてほしい(トゥー・トゥー・トゥー)】という曲が1曲目に流れてきたので、その他の曲を思い出しつつ、今調べてみると、『MEET THE BLUE HEARTS』というベストアルバムだったようです。そのタイトル通り、僕はその作品でTHE BLUE HEARTSに出会ったんです。

 

ただ、【リンダ リンダ】や【TRAIN-TRAIN】などの、THE BLUE HEARTSで有名な曲は何曲か予め知っては居たので、聴いた時には、ああ、このバンドが歌っている曲だったのかと思ったものです。

 

初めての出会いは、まさに体中に電気が走った、という表現が相応しいですね。力強いボーカルの声と、まっすぐな歌詞に、すぐに虜になったのです。

 


高校1年生の頃。新しい生活が始まった中で、新しい友達も増えていきました。その中で、同じクラスで新しく友達になった友人Tが、僕と同じくTHE BLUE HEARTSファンだったのです。友人Tとの出会いも、僕がTHE BLUE HEARTSを好きになっていくことに拍車をかけた理由の一つでした。

 

友人Tが持っているCDを借りたり、こちらからも貸したり、学校で歌ってみたりしたのは、本当に良い思い出です。

 


ちなみに、THE BLUE HEARTSが解散したのは1995年で、僕が高校生になったのが2000年だったので、THE BLUE HEARTSはもうとっくに解散した後でした。

 

だから、リアルタイムでTHE BLUE HEARTSの活動を追えたわけではないのです。しかし、僕が高校生の頃は、GOING STEADYHi-STANDARDなどを初めとして、パンクロック、青春ロック、インディーズロックなどという、若者の衝動を凝縮したような音楽が流行っており、一昔前のバンドなんかにもスポットライトが当たることがあった中で、その流れにTHE BLUE HEARTSもうまく乗った感じで流行ったんです。

 

また、甲本ヒロトマーシーは、当時もうすでにTHE HIGH-LOWSという新しいバンドを組んで居ました。現在は、THE HIGH-LOWSも解散して、さらに新しいバンドのザ・クロマニヨンズが活動をしています。

 

ザ・クロマニヨンズに関しては、完全に自分に合っておらず、もう聴いていません。THE HIGH-LOWSは好きなので、今でも聴いたりしています。

 

ただ、やっぱり自分にとっては、THE BLUE HEARTSなのです。言葉の強さと、パンクロックへの熱量を、一番強く感じるバンドがTHE BLUE HEARTSだからです。

 


ちなみに、スピッツのボーカルである草野正宗さんは、大学の頃にライヴハウスTHE BLUE HEARTSのパフォーマンスを観て、「自分がやりたかったことを、すでにやられている!」と衝撃を受けてしまい、自身のバンドを活動休止させたという逸話があるようです。(俗に言う、”ブルーハーツ・ショック”ってやつです笑)

 

自分が好きな、スピッツTHE BLUE HEARTSという両バンドの関係性を見いだせるこのエピソードは、個人的になんか嬉しいんですよね。

 

 

平成のブルース

平成のブルース

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BUMP OF CHICKEN

さらに時が進んで、僕が大学生の頃。僕は、県外の大学に通うため、実家を出て一人暮らしを始めていました。

 

もうすでに当時でも、上述のスピッツTHE BLUE HEARTSを初めとして、それなりにたくさんの音楽を聴いてきてはいました。

 

新しい街では真っ先に、最寄のレンタルビデオCDショップを見つけて会員になり、ビデオやCDを借りることができる環境を整えました。

 


今思うと、ア〇ルトビデオのコーナーに居たときだったかもしれない、と思い出しています苦笑。有線なのか、それともそこで働く店員さんのプレイリストなのか、店内では歌が流れていたのですが、その歌の中で、何となく自分の琴線に触れて記憶に残った歌がありました。

 

そして、その日に家に帰って、カウントダウンTVを見ていた時でした。店内で流れていた歌が、テレビから流れてきたのです。ああ、そういえばこういう歌だったと、すぐに思い出せるほど、よく覚えていました。

 

その曲名とアーティスト名を見ると、”ロストマン / BUMP OF CHICKEN”とありました。ああ、BUMP OF CHICKENと言えば、そういえば高校生の頃、【天体観測】という曲が、すごい流行ったなぁ、と思い出しました。

 

ただ、個人的には、【天体観測】ではBUMP OF CHICKENにはハマらなかったのです。変わったタイトルの歌を歌うバンドだなという程度しか、印象には残っていなかったと思います。

 

それが、この【ロストマン】という曲は、本当にすごい曲でしたね、一気にBUMP OF CHICKENのファンになりました。【ロストマン】という曲の出だしが、

 


状況はどうだい 僕は僕に尋ねる
旅の始まりを 今も思い出せるかい
選んできた道のりの 正しさを 祈った

 

という感じなのですが、一人暮らしを始めた自分にも合っていた歌詞だったっていうのも、【ロストマン】という曲に親近感を感じた一つの要因だったと思います。

 


そこからは、もう一気にBUMP OF CHICKENの作品をレンタルしたり購入したりして、聴きまくりましたね。

 

個人的には、アルバムでいうと、『THE LIVING DEAD』と『jupiter』が一番好きですね。一方、残念なことに、最近の曲は自分に合いにくくなってしまっている現状があります。ただ、最近だと【話がしたいよ】とか、すごい好きになる曲が今でもあるので、結局BUMP OF CHICKENも、これからもずっと追っていくアーティストなんだろうなって思っています。

 

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3バンドを総じて

スピッツTHE BLUE HEARTSBUMP OF CHICKENという3バンドは、決して似ているバンドではありません。

 

ただ、個人的には、ある一つのことで繋がっている部分があるのです。それは、”日本語で歌うこと”の大切さや美しさなどを教えてくれたバンドだというところです。

 


スピッツは、小学生の頃に好きになった当時は、少々その歌詞の意味を理解することが難しかったかもしれません。要は、”大人なバンド”という感じがあったのです。ただし、”何か他のアーティストとは違う感”というものは、ずっと感じていたんです。

 

何か分からないんだけど、世界観が深い・広い歌詞…それを考えれば考えるほど、ずぶずぶとその世界にハマっていく。しかもその想像や解釈は、自分の年齢や、その時に自分が置かれている状況などで、常に変わっていくものだから、何度も歌詞を読み直して、想像や解釈をする価値がある。

 


THE BLUE HEARTSは、これはもうド直球の歌詞ですよね。そういう意味では、スピッツとは、全く違う意味で、日本語の歌詞を読んでいた気がします。

 

読んだ瞬間から、胸にズバッと来る言葉たち。そのスピード感がたまらなく心地よかった。特に、学生の頃は、パンクロックという反骨精神に何度も勇気をもらって、前に進む原動力になっていたこと。

 


BUMP OF CHICKENの歌詞は、言ってみれば、”自分に寄り添ってくれる歌詞”というイメージですかね。先程紹介した【ロストマン】の歌詞もそうですが、何、この歌詞は自分のために書いたもの?と錯覚してしまうことも、これまでしばしばありました。

 

その時その時、必要な言葉をさらっと歌ってくれる。それは、日常に忘れられたように存在する大切なことに気付かせてくれて、何か、背中を押してくれるというより、今の自分を肯定してくれている。それは、馴染みのある言葉で紡いでくれるので、余計に自分に馴染んでくる。

 


これら3バンドは、形は多少違えど、共通して”日本語で歌うこと”の大切さや美しさを示してくれました。

 

これら3バンドとの出会いによって、僕がずっと聴き続けていくべき音楽の好みと言うか、指針みたいなものが少しずつ出来上がっていったのです。と言っても、それは別に大それたことではなく単純なことで…つまり”日本語で紡がれた歌”だということです。

 

日本人たる自分が、日本を愛し、日本語を愛し、日本語で紡がれた歌を聴く。これは一番単純なことなんですけど、一番大切なことなんです。洋楽にハマって、聴いていたことも多少あったのですが、3バンドとの出会いから、やっぱり邦楽だなと思うようになったわけです。

 

極端に言えば、わざわざ英語歌詞で歌う日本のロックバンドの歌さえも聴かなくなりましたからね。ELLEGARDENMONOEYESくらいじゃないですかね、辛うじて今も聴いているのは。

 

それと、自分で日本語歌詞を書いていないアーティストの歌ってのも、すごい苦手です。いわゆるソングライティングを、そのバンド、または、ソロだったらその人自身が行っていなければ、何となく心がこもっていない気がするのです。メロディーやアレンジならまだしも、作詞を自分以外の誰かに頼るなんて、個人的には心に響いて来ないのです。ましてや、頼って作られた歌詞すらも質が悪いとなると、ちょっとね…。

 


日本語は、かっこいいんです。きれいなんです。力強いんです。時に、残酷で、悲しいんです。

 

そういうことを、スピッツTHE BLUE HEARTSBUMP OF CHICKENは教えてくれました。僕が、平成・令和…と言わず、一生かけて、ずっと大切に聴いていきたいバンドたちです。

おじさんの音楽レビュー#37 『Aurora / BUMP OF CHICKEN』

Aurora

【Aurora / BUMP OF CHICKEN

 

■2019年3月15日に発売になった、BUMP OF CHICKENのデジタルシングルとしては、通算12枚目のシングルです。

 

この曲は、2019年1月から始まった、TBS日曜劇場『グッドワイフ』の主題歌に選ばれて、毎回聴くことができました。ドラマ自体は、僕自身は一度も見たことがないのですが、CMだったりテレビでドラマを特集している際に、この歌が短いながら流れているのを、何回も耳にしていました。

 

そして、つい先日の3月14日、新しいアルバムが2019年7月10日に発売になることと(まだタイトルや収録曲は未定)、それに伴ってドームツアーが行われるという情報とともに、デジタルシングルして【Aurora】が配信されました。気になっていた曲だったので、即ダウンロードさせていただきました

 

新しく発売になるアルバムには、この【Aurora】も入るのは間違いないでしょう。新しいアルバム、とても楽しみですね。前作『Butterflies』から3年以上も経っているので、「ようやく!」という感じですよね…。

 

 

 

■曲の雰囲気について。

 

【宇宙飛行士への手紙】のように、四つ打ち(バスドラムの音が、ドン・ドン・ドン・ドンと規則正しく鳴っている)が心地よく、そのリズムに乗って、体が上下に動いてしまいます。

 

曲の感じは、【Butterfly】や【ray】みたいに、もうすっかりBUMPにはお馴染みになりましたね(個人的には複雑ですが…)、シンセサイザーによって作られたEDM、いわゆる”キラキラサウンド”(と個人的には呼んでいる)になっています。曲のタイトルが”Aurora”ということで、このキラキラした感じは、曲のタイトルには似合っていると思います。

 

あと、個人的に感じたのは、ちょっと民族音楽とかカントリーミュージックっぽいところがあるんですかね?四つ打ちのバスドラとも相まって、ドラムの音とか特に野性的な雰囲気を感じます。MVを見たから、余計にそう感じるのかもしれません。

 

 

 

■歌詞やタイトルについて。

 

タイトルになっている”Aurora / オーロラ”と聞くと、北米や北欧などの、北極圏の寒い地域の空に、光り輝くカーテンが浮かんでいる、あの風景を誰もが想像するかと思うのですが…正確な説明として、wikipediaを引用しておきます。

 


オーロラ(英: aurora)は、天体の極域近辺に見られる大気の発光現象である。極光(きょっこう)ともいう。

発生原理は、太陽風のプラズマが地球の磁力線に沿って高速で降下し大気の酸素原子や窒素原子を励起することによって発光すると考えられているが、その詳細にはいまだ不明な点が多い。

 

ちなみに、日本でも、北海道や新潟県などでもごくまれに、オーロラが見られるのだそうです。太陽フレアなどの影響だとかなんとか…。

 


ということで、その”Aurora”を冠したBUMPの新曲ですが、歌詞を読んでみても、"Aurora / オーロラ"という言葉は一度も出てきません。まぁそうでなくても、この曲が上述の”Aurora”というものを、具体的に歌っている内容にはなってはいません。

 

ならば、この曲のタイトルが、そもそもなぜ”Aurora”なのか、この歌で”Aurora”は何かを比喩しているものになっているのではないか、と考えるのですが、ひとまずそこは置いといて、歌詞を読んでみて、色々と想像を膨らませてみたいと思います。

 

 

 

■この曲の歌詞を読んだときに、まず印象に残った言葉は、”クレヨン”という言葉でした。



ほんの少し忘れていたね とても長かったほんの少し
お日様がない時は クレヨンで世界に創り出したでしょう

 

この曲の歌詞に出てくる、”クレヨン”という言葉からは、”子ども”の姿を思い浮かべました。画用紙に、色とりどりのクレヨンで、無邪気に絵を描いている子どもの姿です。

 

そこへ来て、ここの2行目”お日様がない時は クレヨンで世界に創り出したでしょう”というフレーズ。

 

創り出したものは何だったのか…この流れだったら”お日様”が自然ですかね。よく子どもの頃に描く太陽の絵って、真っ赤な日の丸を、同じく真っ赤な光の筋が取り囲んでいる絵ですよね。大抵は、それに顔まで描いちゃったりして。

 

別に”お日様”でなくても、実際は見たことない”動物”や”植物”、”虹”だったり、それこそタイトルにもなっている”オーロラ”でも構わないと思うんです。ここで歌われていることは、要するに…小さい頃は、(みんなが)創造力豊かに、色んな物や景色を創造して、クレヨンで画用紙などに描いていたでしょう、ということだと思っています。「無かったら、無いものは自分で自由に描けば良いじゃん!」っていう、無邪気な発想ですよね。

 


しかし、そこから戻って1行目”ほんの少し忘れていたね とても長かったほんの少し”というフレーズ。

 

そういうことも、大人になるにつれて、忘れていったのでしょう。忘れていったものについては、先程の”お日様”や”オーロラ”を比喩表現として、”夢”や”目標”などに置き換えてもいいと思います。小さい頃は、怖いもの知らずで、夢や目標も大胆に思い描いていたけど、それも忘れてしまっていた、ということだと解釈しました。

 

ただ、”ほんの少し忘れていたね”という風に歌われているように、何かがきっかけとなって、そういう夢や目標を思い出した、あるいは、「もう諦めてしまおうか」とくじけそうになっていた時に、もう一度夢や目標の大切さを再確認できた、ということだと思います。”とても長かったほんの少し”というフレーズも面白いですよね。

 


”クレヨン”という言葉は、後半のコーラス部分にも表れています。

 


もう一度 もう一度 クレヨンで 好きなように
もう一度 さあどうぞ 好きな色で 透明に
もう一度 もう一度 クレヨンで この世界に
今こそ さあどうぞ 魔法に変えられる

 

先述の通り、”クレヨン”とは、”子ども”の頃だったり、大胆に描いた”夢”や”目標”を象徴しているものであって、もう一度そういう”夢”や”目標”を思い出して立ち向かおう、と背中を押しています。

 

 

 

■その他、全体的に読んでみると、どうやらそういう”夢”や”目標”が、なかなか日の目を見ることがない人を、強く優しく応援しているような内容になっています。いくつか抜き出してみます。

 



正義の味方には見つけてもらえなかった類
探しに行かなくちゃ 呼び合い続けた あの声だよ

 

【オンリーロンリーグローリー】にも、”選ばれなかった名前を 呼び続けてる光がある”とか、”選ばれなかったなら 選びにいけ”などという歌詞がありましたが、同じような歌詞ですよね。選ばれないなら(選ばれなくても)、信じる物は自分で選んでいこうと歌っています。

 



溜め息にもなれなかった 名前さえ持たない思いが
心の一番奥の方 爪を立てて 堪えていたんだ

 

ここでいう名前とは、”夢”だとか”恋”だとか、そういう(本当は)胸に秘めていた想いだと。しかしながら、挑戦する前から簡単に諦めて、自分で口にすることもなく、胸にずっと留めていたもの、あるいは、叶わずに散っていったもの、ということだと思います。

 



振り返れば途切れずに 歪な線を描く足跡
悲しいくらいに分かりやすく いつもここに向けて伸びる

 

当たり前な話で、自分の足で歩いてきたんだから、振り返って見ると、どんなに不器用でも、足跡が今の自分の足元まで伸びていることになります。

 

”悲しいくらい分かりやすく”って表現も面白いですよね。くねくねと寄り道ばっかりであるかもしれないし、優柔不断に至るところで立ち止まったり、足踏みしている様子が見て取れるかもしれませんが、紛れもなくそのすべてが、自分のものであると。

 



大切にするのは下手でも 大切だって事は分かっている
せめてその白い手紙が 正しく届きますように

 

”白い手紙”とは、強く胸に秘めていたのだけれど、伝えることができない(ままでいる)想いというものを当てはめました。ずっと長いこと伝えることができなかったんですよね、この”手紙”の持ち主は。大切に相応しい言葉を考えていた、伝えるために努力をしていた、でも結局は書くことができなかった手紙だったのだと。

 

そこから、”大切だって事は分かってる せめてその白い手紙が 正しく届きますように”と…何ていうか、気持ちは、言葉や文字など形にしないと伝わりはしないと思うのですが、せめてずっと大切に思っていたこと、それが伝わるように、想いが叶うように努力したことは、誰かに伝わるように(認められるように)と、そういうことを歌っているのだと思います。

 

 

 

■そういう風に続いていき、最後にこんなフレーズに辿り着くわけです。

 


ああ、なぜ、どうして、と繰り返して それでも続けてきただろう
心の一番奥の方 涙は炎 向き合う時が来た

 

先述のとおり、自分の想いが目を見ることがないまま、ずっと過ごしてきた人…ひょっとしたら、諦めてしまったことがあったのかもしれません。”ああ、なぜ、どうして、と繰り返して”、ここはまさに、そういう葛藤や諦めの連続だったということを表していると思います。

 

しかしながら、”それでも続けてきただろう”…それでも、諦めることができなかったんですよね、だからずっと続けてきた(あるは、もう一度挑戦してみようと決意を新たにした)んだと。

 

”涙は炎 向き合う時が来た”…出だしの方にも、”自分で涙拾えたら いつか魔法に変えられる”というフレーズがありますが、日の目を見ない自分を恨んで、何度となく流した涙が、いつか自分を救ってくれるものになると、また、そうなってくれるように、再び自分の涙(弱さや悲しみの象徴)と向き合う時が、今まさに訪れたんだということを歌っています。

 



触れて確かめられたら 形と音をくれるよ
あなたの言葉がいつだって あなたを探してきた
そうやって見つけてきた

 

ずっと書いてきたように、”夢”や”目標”を叶えることができなかったわけだし、それによって何度となく諦め(ようとし)たりしたんだけれど、その度に自分の中に備わる”自分”を”自分”で見つけてきたんだと。そこから再び、自分だけの物語を始めることができるのだと…そういうことを歌っているのだと思います。

 

 

 

■ということで、じゃあ結局”Aurora / オーロラ”って何を象徴しているの?ってところなんですけど。

 

何となく藤原さんは、「暗闇の中に光り輝くもの」を描きたかったんだと思います。暗闇の中に光り輝くものといえば、月や星、街の灯りなんかがあると思うのですが、やっぱり”Aurora / オーロラ”って言われると、すごい壮大な感じがしますよね。

 

ずっと日の目を見ることがなかった自分の夢や目標…そんな真っ暗で凍えるような状況に明かりが指していくように…そういう想いを、”Aurora / オーロラ”という言葉に込めたのではないでしょうか。

 

あとは、”Aurora / オーロラ”という名前の由来は、ローマ神話に出てくる「地上に夜明けをもたらす女神」であるようです。この歌で歌われていることにぴったりな感じがしますし、もっと言うと、この歌が主題歌になっているドラマ「グッドワイフ」の主人公が女弁護士(常盤貴子さんが演じる)であったので、そこにも合っているような気がします。

 

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おじさんとBUMPのニューアルバムについて、振り返って考えてみよう

natalie.mu

 

 

■タイトルと上のリンク先の情報通りでございます。

 

もう、いつ出るんだ!と、ストック溜め過ぎじゃないか!と、アルバムが既出曲ばっかりになるじゃないか!と、待ちに待ちに待っていたBUMP OF CHICKENの新しいアルバムが、2019年7月10日に発売されることが発表されました。タイトルや収録内容は、まだ未定ではあります。

 

前アルバム『Butterflies』が、2016年2月10日に発売されたので、そこから3年5ヶ月という長い時が経ったことになります。

 

ということで、アルバムに入るであろう曲がたくさん出そろっていますので、ここら辺でちょっとまとめてみようじゃないか(主に、僕自身の頭の中が散らかっていたので)というのが、この記事でございます。取り急ぎ、軽くさらっと(にはなりませんでしたかね苦笑)紹介しておきます。

 

合わせて、現時点での「個人的お気に入り度」を、10点満点で評価しておきます。(皆さんはどうですか?)

 

では、早速いきます。

 

 

 

アリア(5点)

デジタルシングルとして、2016年8月17日にリリースされた新曲です。テレビドラマ『仰げば尊し』の主題歌に起用されました。

 

一応、アルバムに入るであろう曲としては、リリース時期で考えると、一番古い曲になるんですかね。この辺りから、怒涛のBUMP新曲発表ラッシュが始まったっていう感じがしています。

 

この曲に関しては、記事を書いておりますので、詳しくはそこにお任せします。良かったら読んでみてください。

 

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アンサー(7点)

デジタルシングルとして、2016年12月21日にリリースされた新曲です。テレビアニメ『3月のライオン』のオープニングテーマに起用されました。

 

ちなみに、同時期の同アニメのエンディングテーマには【ファイター】(7点)が起用されましたが、こちらは新曲というわけではなく、元々は漫画と音楽のコラボレーションとして、『3月のライオン』とコラボリリースされた曲です(2014年11月28日)

 

にしても、作者の羽海野チカさんは、BUMP OF CHICKENスピッツがどっちも好きでいらっしゃるなんて…親友になれそうです笑。ちなみに、『3月のライオン』も大好きです、全巻持ってます。

 

【ファイター】が、何ていうか”戦うこと”に対する苦悩だったり、それに賭けている想いの強さだったりっていうものを歌っている感じであるのに対して、【アンサー】は、文字通り、それに対する”答え”のような感じに思えます。どうして自分が戦っているのかとか、それによってどんな大切なものを得ることができるのかとか、そういう側面を歌っているのだと思っています。

 

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リボン(9点)

デジタルシングルとして、2017年5月1日にリリースされた新曲です。

 

この曲が発売になるまで、BUMP OF CHICKENは結成20周年のアニバーサリーイヤーの真っただ中にいました。そして、そのアニバーサリーイヤーが終わる、まさにその日…2017年2月10日にスタジオライヴの生中継を行い、この【リボン】を発表しました。

 

僕個人は、シングル『ロストマン/Sailing day』(10点 / 8点)でハマったBUMPファンで、そこからおよそ15年経ったことになるんです。だから、その長い期間を振り返るという意味でも、この新曲のリリースはとても感慨深かったし、大きな意味があったと思う。

 

この曲に関しては、記事を書いておりますので、詳しくはそこにお任せします。良かったら読んでみてください。

 

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記念撮影(8点)

デジタルシングルとして、2017年7月5日にリリースされた新曲です。”日清カップヌードル”のテレビCMソングとして起用されました。

 

テレビCMに関しては、『魔女の宅急便』『アルプスの少女ハイジ』『サザエさん』がありましたが、どれも「変なCMだな!」というのが率直な意見です…まぁ、"気になった"という点では、成功したCMだったんでしょうね。

 

すごい好きな曲です。この曲に関しては、記事を書いておりますので、詳しくはそこにお任せします。良かったら読んでみてください。

 

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望遠のマーチ(5点)

デジタルシングルとして、2018年7月23日にリリースされた新曲です。スマートフォン向けゲーム『妖怪ウォッチ ワールド』のテレビCMソングとして、起用されました。

 

妖怪ウォッチ』が、主に子ども向けのアニメ・ゲームなだけに、みんなの歌にそのまま起用されても良いくらい、さわやかで馴染みやすい曲になっているんですけど、ちゃんとBUMPらしい感じも失われていないっていうのが、本当にすごいと思いました。

 

今回、改めてMVで聴いてみたけど、最初聴いた時は少し苦手な感じだったけど、時間を置いたせいなのか、ちょっとは気にならなくなっていました。まぁ、確かに昔のBUMPからは、絶対に想像できない曲だということは否めないですが…。

 

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シリウス / Spica / 話がしたいよ(6点 / 4点 / 9点)

まず、テレビアニメ『重神機パンドーラ』において、オープニング主題歌として【シリウス】が、エンディング主題歌として【Spica】が、それぞれ起用されました。

 

シリウス】は、2018年9月24日にデジタルシングルとしてリリースされました。

 

そして、2018年11月14日に、トリプルA面シングル『話がしたいよ/シリウス/Spica』が発売されました。パッケージシングルは、シングル『Hello,world!/コロニー』以来、実におよそ3年半ぶりのことでした。

 

【話がしたいよ】については、映画『億男』の主題歌に起用されました。

 

正直、しばらくの間、BUMPの作る楽曲が、自分にあんまり馴染まなくなったなぁって思っていたんですけど(潮時かな…とさえ)、そこへ来てこの【話がしたいよ】は感動しました!多分、同じ風に思ったBUMPファンは多いと思いますが、どうですか?

 

この曲に関しては、僕にとっては久々の大ヒット作ですね。こういう名曲が生まれるから、やっぱりBUMPファンは辞められないですし、改めて僕はBUMPが好きなんだなっていうことを再確認しました。

 

何ていうか、それでいいじゃん?って。自分の年齢も、BUMPのメンバーの年齢も状況も、色々変わっていって、それで昔とおんなじ気持ちで、BUMPの新曲を聴いているか、とか、変わってるのは当たり前ですよね、こちとら15年くらいの付き合いなんですからね。

 

【話がしたいよ】に関しては、記事を書いておりますので、詳しくはそこにお任せします。良かったら読んでみてください。

 

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月虹(6点)

デジタルシングルなども含めて、まだリリースされていない新曲。2018年10月から放送されているテレビアニメ『からくりサーカス』のオープニング主題歌に起用されました。

 

あんまりまだ聴けないですが、何となく、【カルマ】(9点)とか【Hello,world!】(6点)みたいな感じの曲かな?これからに期待します。

 

ここでちょっと聴けるみたいです↓

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新世界(4点)

デジタルシングルなども含めて、まだリリースされていない新曲。2018年12月12日より、ロッテ創業70周年記念スペシャルアニメーションのテーマソングに起用されました。

 

未だ、馴染んでいない曲です。何ていうか、隠しみたいな曲だなって思っています。

 

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Aurora(7点)

デジタルシングルなども含めて、まだリリースされていない新曲。2019年1月より放送されているテレビドラマ『グッドワイフ』の主題歌に起用されました。

 

現時点では、一番新しい曲になるんですかね。アルバムの情報と、この曲のMVの解禁があって、この記事を書きはじめました。

 

【Aurora】ぶちいい曲ですね。またリリースなどされた時にでも、この曲も記事を書きたいと思っています。


※3月15日に配信リリースになったようですね。次は、この曲単体の記事を書きます。

 

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(その他)

 

流れ星の正体
…2017年1月頃に、オフィシャルサイトにて、ごく短い期間限定で、藤原さんの弾き語りという形で公開された楽曲。どういう形でか、この曲もリリースされるんだろうか?

 

pathfinder
…正確な曲名は、これでいいんですよね、一応映像作品にも入っていますし。2017年~2018年に渡って行われた、全国ツアー『PATHFINDER』のオープニングテーマのようなインスト曲です。

 

過去に、全国ツアー『WILLPOLIS』のオープニングテーマとして演奏されていたインストの曲が、アルバム『RAY』の1曲目に【WILL】として収録された前例があるので、【pathfinder】もアルバムの1曲目に入る可能性があります。さすがに、アルバムタイトルになることは、考えられないですかね…。それか、映像作品に入ったので、今回は収録自体が見送りになるかもしれません。

 

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■はい、ということでございます。

 

【流れ星の正体】と【pathfinder】は置いといて、他11曲は収録されると思われますが、どうでしょうか。

 

純粋なアルバム初出の新曲は、2, 3曲というところでしょうか…うーん、やっぱり既出曲が多過ぎでしょうね。

 

しかし、やっぱりアルバムは楽しみですね!なんだかんだ言って、楽しみですよ、待ちましょう。