【心の中の色紙 / AL】
■”AL”という言葉の意味を、誰かに尋ねる機会があるとしよう。
理系の人間だったら、「アルミニウムの元素記号だね。」と答えるかもしれない。
お酒好きの人間だったら、「え、アルコールの略じゃないの?」と答えるかもしれない。
音楽好きの人間だったら、「アルバムの略だろ!」と答えるかもしれない。
しかし、どうだろう。今、グーグルで"AL"という言葉を検索かけてみると、真っ先に何が出てくるだろうか。
僕は答える。"AL"は、「日本のロックバンドの名前なんだ!」と。
少し前までは、「紛らわしいバンド名だな!」とか思っていたし、グーグル検索にかけても、アルミニウムだとか、アルバムだとかいう結果が出てきて、「検索がめんどくさいバンド名だな!」とも思っていた。
しかし、いつの間にか、”AL”と検索をかけただけで、真っ先に結果が出るようになってた。
ということで、今日から、"AL"という言葉に新しい意味を付け加えてほしい…「”AL”は日本のロックバンドの名前だ!」と。
■かつて、andymoriというバンドがあった。長いこと、僕はそのバンドに夢中になって、聴いていた。LIVEだって、2回行ったほどだ。
andymoriは、最初は、Gt&Vo 小山田壮平、Ba 藤原寛、Dr 後藤大樹の三人メンバーだった。そして、アルバムを2枚出した後、Dr 後藤大樹が脱退して、代わりに岡山健二が新加入して、その後アルバムを3枚出した後、惜しまれながら、解散してしまった。
大好きなバンドだったので、非常に残念に思った。壮平さんの作る歌が、もう聴けなくなるんだな、と。
しかし、本当に嬉しいことに、もう一度、小山田壮平の作った歌が、壮平さんの歌を聴けるようになる。それが、冒頭でしゃべった、"AL"である。
■ALのメンバーは、旧andymoriのメンバー(Gt&Vo 小山田壮平、Ba 藤原寛、Dr 後藤大樹)に、もう一人、Gt&Voに長澤知之という人を加えた、4人編成である。
まず、壮平さんと寛さんがまた組んでくれて、本当に嬉しく思う。あの2人は、ブルーハーツでいうと、ヒロトとマーシーみたいに、ずっと一緒にやっていってほしいな、って思っていたので、離れなくて本当に良かった。
そして、大樹さん!また、あの鬼のようなドラムが聴けるんだと思えば、これまたすごく嬉しい。健二さんのドラムも嫌いじゃなかったけど、やっぱり大樹さんのドラムは、特別なものだと思っていたので、これまた嬉しい。
そして、長澤知之という人。
この人は、元々…というより、多分、バンドと並行して、活動していくんだと思うけど、シンガーソングライターである。長いこと、壮平さんと交流のある人物らしい。
andymoriの4thのアルバムに、【ジーニー】という曲があるんだけど、この曲の中で、小山田さんは、”知之 知之”と連呼して歌っている。この”知之”こそ、長澤知之その人であるらしい。
ということで、ALは、ツインボーカルのバンドになるんだね、楽しみだ。andymoriは、その歌の雰囲気から、和製リバティーンズという風に言われていたけど、バンドの構成自体が、リバティーンズに近づいた、ということか。
そして、知之さんの作った歌もALでやるのかな…だとしたら、壮平さんの歌とは、また少し違った雰囲気が楽しめるね。2人の組み合わせが、どんな化学反応を起こすのだろうか、楽しみだ!
■ALの待望の1stアルバム「心の中の色紙」は、2016年4月13日(水)発売。本当に、早く聴きたくて仕方がないんだけど、その中から1曲、【HAPPY BIRTHDAY】の音源が解禁された。
早速聴いたけど…な、なんだこれは!むちゃくちゃ、かっこいいじゃないか!二人が掛け合うように歌う感じが、すごく良い感じ。これは、また好きになれそうだわ。
ますます、アルバムの発売が楽しみになってきた。待つよ!