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何か理由は分からなかったけど、それでいいんだよ、って言ってくれているみたいだった

andymori

■あれは確か、2010年の冬か春のことだったと思う。記憶が曖昧だけれど、寒かったことは覚えている。もしかしたら、1年ずれているかもしれない、笑。

 

今でもそうだけど、暇を見つけては、僕は時々動画サイトなどをめぐって、何か最近いい邦楽ロックバンドは出てきてないもんかなと、ネットサーフィンをする。

 

その日も、そんな感じでネットを巡っていたら、おっ、これは良さげ!と、とあるバンドに出会った。

 

それが、僕とandymoriとの出会いだった。

 


■初めて聴いた時は、「何かリバティーンズみたいなバンドだな」と思った。リバティーンズはイギリスのロックバンドだが、まくしたてるように歌うのが特徴だった。そのバンドをたまたま僕は知っていたので、andymoriと似ているな、と感じたのだが、どうもそういう評価をしている人が多いみたいで、何か嬉しかった。(和製リバティーンズ、という呼び名もあるくらいだから。)

 

youtu.be

 


何曲か聴いていく中で、自分の中で特に気に入った曲があった、【Life Is Party】という曲だ。

 


10年たったら おもちゃもマンガも捨ててしまうよ
Life Is Party 気にしないでいいから
楽園なんてないよ 楽園なんてあるわけない
友達も繰り返してる Life Is Party

 

メロディーはもちろんのこと、歌詞がとても気に入った。当時の自分に対して、何か理由は分からなかったけど、それでいいんだよ、って言ってくれているみたいだった。根拠はなかったけど、何か救われた気分になった。

 


色々調べて、当時はまだ、アルバムは2枚しか出していない、まだ若いバンドであることを知った。早速、家の近くのCDショップに行って(仕事帰りの、かなり遅い時間だったのを覚えている)、andymoriのCDを探した。

 

どうせだからと、【Life Is Party】が入っている方…自らのバンド名を冠したアルバム『andymori』をとりあえず買ってみよう、と思っていたが、残念なことに無くて、しかし幸いなことに、もう一枚の方…アルバム『ファンファーレと熱狂』は置いてあったので、それを買った。

 

 

『ファンファーレと熱狂』というアルバムの一曲目には、【1984】という曲が入っていた。

 

1984年とは、andymoriのボーカリスト小山田壮平の生まれた年なのだが、何を隠そう、僕自身も1984年生まれなので、今思うと、最初からその辺りに何か縁を感じていたのだと思う。同年代のかっこいいミュージシャンに出会えて、とても嬉しかったんだと思う。

 

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■続いて、これはよく覚えている、2011年6月のことだ。すごいことが起こった。

 

その頃ちょうど、三枚目のアルバム『革命』が発売になった。(ちなみに、2枚目と3枚目のアルバムの間で、ドラマーが変わってしまったが、andymoriの活動は続いていた。)

 

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その日、僕は発売したての『革命』をウォークマンに取り込み、それを聴きながら、僕が住む県のJRの駅を歩いていた。どこかで飯を食って帰ろう、と店を探しながら歩いていた。

 


そしたら!なんと!!!!!

 

本当に偶然だったのだが、新幹線の切符売り場の前で、何とandymoriのメンバーお三方が立っているではないか!(小山田さんと、ベースの寛さん、ドラムスの健二さんの三人。)

 

どうも、スタッフの方がチケットを買っているのを待っているらしくて、手持無沙汰そうに立っていた。小山田さんは、何故かウクレレかミニギターかを生身で持っていて、ポロンポロン弾いていた。

 

これは!声を掛けなくちゃいけないだろう!と思い、僕は恐る恐る近づいて行った。

 

「すみません、andymoriですよね?ファンなんです!『革命』も買いました!(自分のウォークマンを指さして)今ちょうど聴きながら歩いてました!」

 

多分、こんな風に話しかけた。

 

お三方とも、すごく気さくな方だった。握手してもらって、少しばかり立ち話をした。先述のとおり、僕と小山田さんは同い年で、「僕、小山田さんと同い年なんですよ!」と言うと、小山田さんは、「おぉ、1984!」といって、再び握手をしてくれた。

 

その手は、意外とがっしりしていたのを覚えている。話をしたのは数分間だったが、非常に嬉しい時間だった。僕は、ますます、andymoriとの縁を強く感じた。何なら、勝手に友達だとか思ったかもしれない、笑。

 


andymoriにリアルで出会った年は、ライブにも2回行った。1回は夏フェスで見ただけだったけど、ワンマンライブに1回参戦した。

 

ワンマンライブに関しては、参戦する予定は、当初全くなかったんだけど、大学の頃のサークルの後輩が、チケットがあるからよかったら行きませんか?と誘ってくれた。めちゃくちゃかわいい女の子で、もしも彼女に恋人が居なかったら、本気で好きになってたかもしれないな、笑。

 

僕があまりに、アンディモリアンディモリいうので、それで私もはまったんです、と何とも嬉しいことを言ってくれた。それで、そのきっかけを作ってくれた僕を誘ってくれたんだと良いう、何とかわいいところがあるじゃないか、好きだ!

 

断る理由はなかった。大阪でのライブだったが、僕が住んでいたところとは離れていたので、ちょっとした小旅行っぽくなった。

 


もちろん、LIVEは最高だった。【Life Is Party】もやってくれて、やってくれないだろうなと思っていたので、とても嬉しかった。やっぱり、僕とandymoriは繋がっているんだな、と勝手に思っている、笑。

 

andymoriのライブに参戦したのは、これが最初で最後になったが、とても印象に残る、本当に良いライブだった。買ったライブTシャツは、今でも大切に着ている。

 


■アルバム『革命』を発売後は、さらに2枚のアルバム、4th『光』、5th『宇宙の果てはこの目の前に』を発表し、2014年に、バンドは解散してしまった。

 

解散を宣言した前後の頃に、小山田さんが脱法ハーブを吸ったり、河に飛び込んで怪我をして、ライブがキャンセルになったりしたが、最後はしっかりと日本武道館で解散ライブをやり遂げ、円満に解散をした。

 

4枚目のアルバム『光』は、あまり好みでなかったけど、5枚目のアルバム『宇宙の果てはこの目の前に』は大好きだったので、解散は残念で仕方がなかったけどね。

 

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■解散しても、今もなお、andymoriは本当によく聴く。冒頭で書いたように、リバティーンズのようにまくしたてる曲も好きだし、【Life Is Party】のようなしっかりと言葉を聞かせてくれる曲も、すごく魅力的。1曲1曲も、そんなに長くないので、さらっと聴けるもの良いよね。

 

あとは、演奏隊のレベルの高さよ。僕は特に、寛さんのベースが好きだ。映像で見ていて分かるけど、常にせわしなく指が動いてるもんね。派手なことをやっているくせに、それでいて歌の邪魔をすることなく、あくまで引き立てる役に回っているのが、かっこいいよね!

 

オリジナルアルバムも、全部で5枚と、非常に集めやすくなっているので、これからちょっと聴いてみようかな、と思って、すぐにさらっと聴けてしまえるので、気になった方は是非聴いてみてください。

 

youtu.be

 


■ちなみに、2016年になって、旧andymori(ドラマーが変わる前の3人)に、長澤知之という人を加えた新しいバンド、AL が本格的に始動した。小山田さん
の歌がまた聴けるんだと、今は素直に嬉しい。もちろん、応援していくつもりです。